2025卒の採用トレンドを振り返る
25卒の採用活動も終わりを迎え、今度は26卒、27卒の採用活動が本格化していきます。
25卒の採用トレンドを振り返り、次の採用に活かしていきましょう。
25卒の採用トレンド
大手志向が増えた
25卒の学生は大手企業を志望する割合が増えています。
物価高や初任給上昇に伴い、業界や企業に安定性を求めた結果といえるでしょう。
注目すべきは、大手企業と中小企業で志望割合が定期的に逆転している点です。そのときの社会情勢や就職活動の傾向によって大手志向の割合に増減があるようです。
参考:「マイナビ 2025年卒大学生就職意識調査」(株式会社マイナビ,2023年)
安定した企業を求めている
20年卒を境に、「自分のやりたい仕事ができる会社」を逆転し、「安定している会社」を企業選択のポイントとしている割合が上昇しています。
「安定している会社」を求める割合は年々上昇しているため、今後も多くの学生が求めるポイントになるでしょう。
参考:「マイナビ 2025年卒大学生就職意識調査」(株式会社マイナビ,2023年)
就職活動の早期化が進む
企業の情報解禁が3月1日、選考が6月開始という就職活動のスケジュールは存在するものの、25卒の6月1日時点での内定率は82.4%と就職活動の早期化が進んでいます。さらに、25卒の学生からインターンシップの定義が変わり、インターンシップを採用に直結させることができるようになったことから、早期化はますます進んでいます。
参考:「就職プロセス調査(2025年卒)「2024年6月1日時点 内定状況」」(就職みらい研究所,2024年)
次の採用活動に向けた戦略
就職活動の早期化に対応
大手企業、中小企業ともに求められるのは、就職活動の早期化に対応した採用活動です。就職活動が早期化するということは、複数年度の採用活動を並行して行う必要があります。25卒の内定者フォロー、26卒の採用活動本格化、27卒向けインターンシップなど、春に向けて特に忙しくなります。
どの年度の採用活動もおろそかにならないように、先を見据えた計画を立てましょう。
ミスマッチを防ぐ
大手志向が強まっている昨今では、大手企業は母集団形成はあまり課題にあがらないかもしれません。
むしろ課題となるのは、応募者の質という点です。母集団が集まっても、自社が求める人材とマッチしなかったり、求職者との間で認識のずれが起きていると、採用コストがかかったり離職のリスクが高まります。
自社の求める人材や理念が求職者にきちんと伝わるような情報発信の工夫が必要です。
応募者の質についてのブログはこちら
母集団形成
中小企業は、母集団形成が第一の課題といえるのではないでしょうか。自社を見つけてもらい、応募に至るまでの道筋をつくる必要があります。
母集団形成には、採用マーケティングの考え方が効果的です。
自社を知らない潜在層にアプローチすることと、自社を認知している層に応募までの意思形成を促すことが重要です。
採用マーケティングについてのブログはこちら
まとめ
学生の動向はその年によって変わります。
採用トレンドや自社の採用活動を振り返り、どのようにアプローチしていくといいのか、毎年の戦略を立てることが重要です。
ビットセンスでは、採用ツールを通した最適な情報発信の方法をご案内しています。お気軽にご相談ください。