選考辞退を防ぐには?

書類選考を通過したのに、次の選考を辞退されてしまうことが多く中々採用が進まない…
このような困りごとはありませんか?
応募者に選考に進んでもらわなければ、内定までたどり着くことができません。
今回は、選考辞退を防ぐ方法について解説します。

選考辞退の割合

エン転職の調査によると、転職者の55%が選考辞退をした経験があり、選考辞退のタイミングは「面接前」が最多となっています。
面接前の辞退は、企業が応募者と直接話す機会がなくなるということです。面接や選考を通して応募者とコミュニケーションを取ることで企業のことをより深く知ってもらうことができますが、その機会を逃すことは企業としてはできれば避けたいものです。

参考:「『選考辞退』に関する意識調査」エン転職(2022年)

選考辞退の理由

他の企業から内定を得た

複数社に応募している場合、並行して選考が進みます。他の企業で内定が出て、その企業の内定を承諾した結果、今受けている企業の選考を辞退することになります。

会社や面接官の雰囲気が悪かった

例えば1次面接を受けた際に、会社の雰囲気が悪かったり面接官が威圧的だと感じたりすると、志望度が下がり選考を辞退する場合があります。

再考して希望が変わった

応募はしたものの、その後説明会への参加や企業研究を行う中で、思っていた業務内容と異なると感じたり周囲から反対されたりするなどして希望が変わる場合があります。

担当者とのやり取りで不安になった

応募してから選考に至るまで、面接日程の調整や必要書類の連絡など採用担当とのやり取りが発生します。連絡時間が夜遅くや朝早くだったり、レスポンスが遅かったりすると、入社後の働き方に不安をもつなどして選考を辞退することにつながります。

選考辞退を防ぐには

選考スピードを上げる

先述したように、選考を進めている間に他の企業で内定が出たため選考を辞退されるという場合があります。選考に進めば採用につながったかもしれない応募者を逃すのはとてももったいないです。

こうした事態を防ぐには、選考のスピードを上げ、応募から1次面接、2次面接、結果通知までの期間を短くすることが効果的です。

面接官の態度

面接官の態度は応募者にダイレクトに伝わります。忙しそうで話をしっかり聞いていないように見えたり、面倒そうな態度だと応募者の志望度は下がってしまうでしょう。仮に面接を通過したとしても、そうした面接官と一緒に働くことに不安を感じ、辞退してしまうかもしれません。

企業によって選考のやり方は異なるため、面接はフランクな雰囲気がいいのか、堅い雰囲気だとよくないのかということは一概には言えません。しかし、面接官の態度はどのような面接でも気を付ける必要があるでしょう。

応募者との連絡

応募者とやり取りをする中で、企業側が一方的に話を進めると印象が悪くなり、選考辞退につながる可能性があります。例えば面接日程を調整するのに、「明日来てください」「20時以降」など、応募者の都合を考慮していないと受け取られてしまう書き方は避けましょう。また、連絡をする時間は企業の営業時間内に行い、朝早くや夜遅くの連絡は避けることが無難です。

まとめ

企業側のちょっとした心がけによって選考辞退の可能性を低くすることができます。選考辞退を防ぐことができれば、採用活動のロスを減らすことにつながります。

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