25卒採用手法のトレンド:マス型採用から個別採用へ

採用手法のトレンドは求人市場や社会環境などによって日々変わっていきます。
25卒採用に向けて、現在のトレンドをチェックしましょう。

母集団形成がメインのマス型採用

就職ナビなどを活用して募集を行う採用方法がマス型採用です。広く募集を行うため、母集団形成に向いています。

自社のネームバリューがある場合、応募が集まる可能性が高く、マス型採用が効果的といえます。内定人数に対して母集団は何倍もの人数が必要になるため、母集団形成は採用目標を達成するために重要です。

採用確度が上がる個別採用

マス型採用の課題として、母集団形成はできるものの採用に至る割合が低いことがあげられます。いわゆる応募者の「質」に関わる問題です。

その課題を解決するために、企業から求職者に個別にアプローチすることで採用の確度を上げる方法が個別採用です。個別採用には、ダイレクトリクルーティングやリファラル採用などがあげられます。

確度を上げることができる一方で、大人数へのアプローチがしにくい点がデメリットといえます。

企業規模による採用課題

大企業

大企業はネームバリューがあることが多く、応募自体は集まりやすい傾向にあるといえます。しかし、その中で自社が求める人材に出会えるかというと、必ずしもそうとは限りません。採用目標を達成したとしても内定辞退や入社後のミスマッチにつながる可能性もあるのです。

中小企業

中小企業は、数ある企業の中で自社を見つけてもらうことに課題があるといえます。自社の認知度が低いと、母集団形成に影響が出る場合があります。マス型採用では思ったような効果が見込めない場合は、個別採用でアプローチする方法も検討する必要があるでしょう。

逆求人サイトを活用する求職者

逆求人サイトは、求職者が自身の強みや経歴などのプロフィールをサイトに掲載し、それを見た企業が自社に合うと思われる求職者にオファーを出す仕組みです。個別採用の一種といえます。

HR総研と楽天みん就の調査によると、逆求人サイトを利用してオファーを受けた学生は約6割、逆求人オファーやインターンシップから内定を受けた学生は約9割にのぼっています。逆求人サイトを利用する求職者が多く、企業からのオファーで内定につながる可能性が高いことがわかります。

参考:「【HR総研×楽天みん就】2023年卒学生の就職活動動向調査」ProFuture株式会社/HR総研(2022年)

トレンドは個別採用?

売り手市場といわれる求人市場では、「待つ」だけではなく「攻め」の採用活動が必要となります。そのため、従来のマス型採用だけでなく、個別採用も重視した採用活動を行う企業が多くなると思われます。
逆求人サイトや企業からのオファーを待つ求職者も多く、企業からの働きかけがより重要になってくるでしょう。

企業が考えること

オンラインと対面のハイブリッド型

コロナ禍を経て、オンラインでの就職活動が普及し、面接や会社説明会をオンラインで実施することが増えました。オンラインであれば遠方の学生にも対応することができ、母集団の拡大にも寄与することができます。

コロナ禍が落ち着いたこともあり、今後はオンラインと対面のハイブリッド型の採用手法が取り入れられることが多くなるでしょう。全ての選考をオンラインで終わらせるのではなく、最終面接を対面にするなど、目的に応じて柔軟に対応することが求められます。

インターンシップの活用

25卒の学生からインターンシップの定義が変わります。

「インターンシップ=就業体験」という認識となり、学生の情報を採用に活用することができるようになります。
そのため、これまで以上に早期から学生が就職活動に向けて動き出すことが考えられます。企業側はそうした動向をいち早くキャッチして、対応していく必要があるでしょう。

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まとめ

求人市場は今後も売り手市場が続いていくことが考えられます。さまざまな採用手法を組み合わせたり、インターンシップを活用したりするなど、柔軟に対応することが必要となるでしょう。

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