24卒就活解禁!採用ブランディングを考えよう【前編】
世の中には様々な企業があり、その中から自社を見つけてもらうには工夫が必要です。「会社の知名度を上げたい」「求める人材を採用したい」といった悩みを解決できるのが採用ブランディングです。
採用ブランディングを行うことで、企業は自社の価値や魅力を客観的に把握できるようになり、企業成長も期待できます。
今回は、前後編に分けて採用ブランディングを掘り下げていきましょう。
前編(本記事)では、採用ブランディングの概要と、メリット・デメリットについて解説します。
採用ブランディングとは
採用ブランディングとは、自社をブランド化し、自社にマッチする人材の採用につなげるためのマーケティング手法の一つです。
自社のブランド価値や魅力を高め、優秀な人材を獲得するための施策で、採用活動において、企業が自社のイメージを向上させ、求職者からの興味や関心を引き出すことができます。
採用ブランディングの目的
採用ブランディングを行う目的は、自社の求める人材を採用することです。採用ブランディングは、自社の魅力や文化、価値観を発信して求職者に届けることで、自社の価値観に合う優秀な人材を獲得できます。
採用ブランディングを成功させるためには、企業の強みや特徴を客観的かつ冷静に見極めること、そして求職者に届くような適切な形、媒体で発信していくことが必要です。
さらに、自社の強みやビジョンを明確にすることは、会社に属している社員の満足度を高めることにもつながります。
なお、近年は「企業の社会的責任」すなわちCSRが重視される傾向にありますが、採用ブランディングはCSRの取り組みを広く周知する上でも効果的です。
採用ブランディングのメリット
採用ブランディングのメリットは次の3つです。
求職者だけでなく、すでに企業の一員となっている社員にもメリットがあるという点が、採用ブランディングの大きな特徴といえるかもしれません。
求職者からの興味や関心を引き出せる
採用ブランディングは、企業のイメージを向上させることができます。「〇〇といえばこの会社」というイメージを与え、求職者の興味関心を引き出し、採用の母集団を増やすことが可能です。母集団を増やすことは、次に挙げる「優秀な人材を獲得しやすくなる」というメリットへとつながっていきます。
優秀な人材を獲得しやすくなる
採用ブランディングで企業の魅力をアピールすることで、求職者にとって働きやすい、あるいはメリットの多い職場として認知されるため、優秀な人材の獲得がしやすくなります。
また、採用ブランディングによって自社への理解を深めたうえで入社するため、採用後のミスマッチを防ぎやすくなります。
社員満足度を高められる
会社が強みを明確化することで、社員の満足度を高める効果も見込めます。
「ここで働いていて良かった」と感じている社員は、積極的に働き、すすんで第三者に自社を推薦するかもしれません。こうした社員が増えることでさらに「働きやすい会社」というイメージが構築されていきます。
採用ブランディングのデメリット
採用ブランディングのデメリットは、主に2つあります。
効果が出るまでに時間がかかる
採用ブランディングは、即効性のある施策とは言えません。
つまり、長期的な運用が必要です。
ブランディングの一環としてSNSや企業の採用サイトなどでオンラインプロモーションを展開することがありますが、これも一定期間継続してコツコツとアピールを積み重ねる必要があります。
説明会やセミナーといったイベントも、一度開催してすぐに結果が見込まれるというものではなく、第二回、第三回と回を重ねていく想定をしていかなければなりません。
成果や直接的な影響の測定がしにくい
採用ブランディングによる成果は、直接的には測定するのが難しく、費用対効果を重視する企業ほど、実施に懐疑的になってしまうケースがあります。
また、社内で採用ブランディングに過度な期待をかけすぎると、成果が上がらないことで空気が悪くなったり、社員のモチベーションが低くなったりしてしまう可能性もあります。
ただし、長期的に見た場合、定着率の向上やコスト削減という形で成果の測定をすることができます。
まとめ
採用ブランディングは、求職者に企業の良さをアピールする上で、不可欠な施策です。
求職者の興味・関心を集め、自社の理念とマッチする優秀な人材を集めやすいというメリットがあり、戦略的に展開していく価値があると言えます。
また、採用ブランディングは、求職者だけでなく、今在籍している社員の満足度を高めるうえでも効果を期待できます。
採用ブランディングは、会社の内外からのイメージアップが期待でき、結果としてスムーズな採用活動につながるのです。
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