新しい採用方法「採用ミートアップ」について解説
採用方法は日々変化しています。現在の求人市場は売り手市場ということもあり、求職者を待つだけではなく、積極的に働きかけることが必要です。今回は、新しい採用方法として注目される採用ミートアップについて解説します。
採用ミートアップとは
ミートアップとは、共通の目的を持った人たちで集まる交流会のことをいいます。少人数、小規模で行うことが多いので、会社説明会よりもカジュアルで求職者との距離が近いことが特徴です。
採用ミートアップの種類
採用ミートアップは主に以下の3種類があります。ターゲットや目的によって内容を変更するといいでしょう。
交流会タイプ
参加者同士が交流できる場を提供し、企業や仕事内容に興味を持ってもらうことを目的としています。食事会などを通してざっくばらんに話ができ、通常の会社説明会では聞きにくいようなことも聞きやすくなるというメリットがあります。
勉強会タイプ
主にエンジニア採用など、専門職の採用で使われることが多いです。定期的に開催することで、参加者に仕事内容への理解を深めてもらうことができます。
説明会タイプ
小規模な会社説明会のようなイメージで行います。説明会タイプへの参加者は企業への志望度が比較的高いため、その後の面接や選考へつなげやすくなります。小規模で参加者と密に交流できるため、より詳細に企業のことを知ってもらうことができます。
採用ミートアップのメリット
自社理解が深まる
採用ミートアップは、参加者同士の交流がメインとなります。社員と直接話すことで、企業の雰囲気を肌で感じることができます。ミートアップの場を通して、自社理解を深めることができるでしょう。また、自社に興味をもってもらうきっかけにもなります。
ミスマッチが防げる
自社理解が深まることで、企業の価値観や雰囲気を理解したうえで企業に応募する求職者が多くなります。そのため、入社後のミスマッチが起こりにくくなります。
低コストで開催できる
採用ミートアップは会社説明会よりも小規模のため、会社の会議室などが会場となることが多いです。新たに会場を借りる必要がないため、比較的低コストで開催することができます。
採用ミートアップのデメリット
企画に割く時間がかかる
内容について企画を練る時間が必要になります。ターゲットの設定や集客方法、実施内容など、決めることは多岐にわたります。また、定期的に開催する場合は毎回の企画を考える必要があります。
集客方法の工夫が必要
イベントを企画しただけでは開催に必要な人数が集まらない可能性があります。自社のホームページで周知することはもちろん、集客状況によってSNS、オウンドメディアなどを用いて集客をする必要があります。
実施方法
ターゲットと目的の設定
求職者の中でもどのような層をターゲットとするのか、採用ミートアップを行う目的は何かを第一に考える必要があります。
集客
自社の採用サイトに情報を記載したり、イベントのLP(ランディングページ)を作成したりするといいでしょう。また、SNSやオウンドメディアなどを用いて幅広く集客を行いましょう。
準備
会場の選定や、オンラインの場合はツールの選定、スケジュールや当日の資料などの作成を行います。資料は見やすく、企業のイメージにあったデザインで作成すると参加者の印象に残りやすくなります。
開催
ここでしか聞けない情報が聞けると、参加者の満足度が高まります。小規模で、社員が求職者と直接話せるせっかくの機会なので、自社の魅力を存分に伝えられるようにしましょう。
振り返り、参加者へのフォロー
参加者から採用ミートアップの感想を聞き、フィードバックを得たうえで今後の開催にいかしましょう。また、参加者へ会社説明会の案内をしたり、採用情報を定期的に送付するなど、採用に繋げられるようなフォローを行うことで、採用の母集団形成を行うことができます。
まとめ
採用ミートアップは、自社に興味がある人にも、そこまで興味がない人にも企業のことを知ってもらうチャンスです。新しい採用方法を積極的に取り入れて、さまざまな層にアプローチしましょう。
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