高卒向け採用パンフレットのススメ【前編】

近年、高卒採用に力を入れる企業が増えてきました。
高卒採用は大卒採用と進め方が異なりますが、実は、高卒採用では採用パンフレットの活用が効果的です。
今回は、大卒と高卒の採用活動の違いに着目したうえで、採用ツールの中でも高卒向けの採用パンフレットが重要になる理由を解説します。
高卒採用と大卒採用の違い
高卒採用と大卒採用では、就職活動の進め方に大きな違いがあります。それぞれ比較してみましょう。
スケジュール
高卒採用:短期間
大卒採用:長期間
高卒採用はスケジュールが厳格に決められています。企業は夏頃に求人票を作成し、9月から応募受付、採用試験が行われます。そのため、短期間で学生に自社を知ってもらい、選ばれる必要があります。
一方、大卒採用はインターンシップも含めると1年以上の長期間にわたるため、インターンシップや説明会を活用しながら、じっくり企業理解を深めてもらうことができます。
この違いを理解し、高卒採用では情報提供を効率的に行うことが必要です。
情報収集
高卒採用:学校を通じた情報収集
大卒採用:インターネットやSNSが主流
大学生はインターネットやSNSを駆使して企業研究を行いますが、高校生は基本的に学校を通じて就職活動を行い、求人票や企業説明会などで企業を知ることになります。企業のウェブサイトや就職情報サイトを見る機会が大学生よりも少ないため、企業側が学校訪問を行い、情報を伝えることが不可欠です。
また、保護者や先生の意見が就職先の決定に影響を与える場合があるため、福利厚生やキャリアパス、働く環境についても詳しく伝えることが大切です。
応募方法
高卒採用:1人1社制
大卒採用:複数の企業に同時応募
高卒採用では、原則1人1社制のルールを適用し、1社に絞って応募することが一般的です。第一志望が不採用だった場合に、次の企業に応募することができます。また、多くは学校を通して応募する学校斡旋のため、内定辞退が起こりにくくなります。
大卒採用は、複数の企業に同時にエントリーすることが一般的です。そのため、内定辞退は起こりやすいといえます。
なぜ採用パンフレットが重要?
先述のように、高卒採用は大卒採用とは様々な点で違いがあります。この違いを踏まえて、企業は採用戦略を立てる必要があります。
では、高卒採用で採用パンフレットが重要となる理由を見ていきましょう。
紙媒体での情報収集が多い
高校生向けの採用活動は、求人票やパンフレットを郵送や持参で学校に届けます。そのため、紙媒体での情報収集がメインとなり、パンフレットが重要になります。
端的に情報を伝えられる
企業情報が簡潔にまとまっているパンフレットを活用することで、端的に情報を伝えることができます。1人1社制という制限があるなかで、数ある企業の中から自社を選んでもらうために、印象に残るようなパンフレットを制作する必要があります。
保護者や先生に見てもらいやすい
高校生の就職活動では、保護者や先生からの企業の評価も重視されます。保護者や先生の意見も就職先決定に大きく関わるからです。どのような企業なのかを分かりやすく表すパンフレットは見てもらいやすく、広報に効果的です。
採用パンフレットを作るなら今!
高卒採用では採用パンフレットをうまく活用することがポイントとなります。
高卒採用のスケジュールを考えると、パンフレットの制作は今の時期(3月~5月)に進める必要があるでしょう。
まとめ
大卒採用との違いに着目して、高卒採用のポイントを整理しました。高卒採用を検討している企業様は、採用パンフレットの制作を進めてみてはいかがでしょうか。
ビットセンスでは、採用ツールを通した最適な情報発信の方法をご案内しています。お気軽にご相談ください。