Z世代の学生が求める働き方とは？
上司や部下との間にジェネレーションギャップを感じたことはありますか？職場では様々な世代の人が一緒に働いており、自分とは違う考え方に戸惑うことがあるかもしれません。
しかし、他の世代の特徴を知ることで、考え方の違いがわかり、業務が円滑に進む場合があります。今回は、ここ数年で就職する世代になったZ世代の学生が求める働き方について解説します。
Z世代とは
Z世代とは、1990年代後半〜2010年代前半に生まれた世代のことを指します。生まれたころからデジタル機器が整備されており、デジタルネイティブと言われています。パソコンやスマートフォンなどに慣れていて、テレビや雑誌よりもインターネットでの情報収集がメインの世代といえます。
どのような世代？
Z世代は、10代からスマートフォンに接し、SNSが身近にある環境でした。また、学生時代をコロナ禍の中で過ごしていることも、職業観に影響を与えているといえます。
現実主義
不安定な社会情勢の中で育ったZ世代は、現実主義的だと言われることが多いです。コロナ禍や物価高などを経験し、安定した生活を送るためには自分自身の力でどうにかしないといけないという意識が形成されているのかもしれません。
承認欲求が強い
Z世代はSNSの発達とともに10代から20代の時期を過ごしています。SNSでは、友達からの「いいね」をもらうことがステータスとなり、そうした環境も相まって承認欲求が強い場合があります。
多様性への理解
インターネットやSNSが発達したことにより情報を手軽に入手できるようになりました。SNS上で交流することに抵抗がなく、様々な人と交流したり情報を入手したりすることで多様性への理解が進んでいるといえます。
Z世代が求める働き方
ワークライフバランスを重視
仕事、プライベート、自己投資のうち、プライベートを優先したいと考える20代は10年前と比べて4倍になっているという調査結果があります。
Z世代は仕事だけでなくプライベートを重視する傾向が強いといえます。自分のライフステージが変化しても働くことができる環境か、自分の時間が取れる環境かを重要視しています。
参考：ALL DIFFERENT株式会社「新入社員意識調査（2023年 速報値版）」
効率性を重視
Z世代はタイムパフォーマンスやコストパフォーマンスを重視すると言われています。そのため、仕事にも効率性を求める傾向にあります。どんな目的で業務を行うのか、目的をはっきりさせたうえで効率的に働くことを意識しています。
テレワークや副業
コロナ禍でテレワークが進んだこともあり、柔軟な働き方を求める傾向にあります。
KDDI株式会社の調査では、就職先にあると嬉しい制度として、週休3日制、フレックス、副業が上位にあがっています。
テレワークで空いた時間に副業をしたり、スキルアップの勉強をするなど、プライベートや自己投資の時間も充実させられるような働き方を求めているといえます。
転職も視野にいれている
これまでの終身雇用の流れから、転職や独立も当たり前の風潮に変わりつつあります。Z世代の学生も、就職した企業で定年まで働き続けるというよりは転職も視野にいれながら就職活動を行う場合があります。また、転職を経てキャリアを積み重ねていくという考え方も多いようです。
まとめ
Z世代は、今現在がちょうど就職するタイミングのため注目されることが多くなりました。Z世代が求める働き方を理解し、取り入れられる部分は柔軟に取り入れていくと会社の成長につながるでしょう。
ビットセンスでは、採用ツールを通した最適な情報発信の方法をご案内しています。お気軽にご相談ください。
